机上の……
ありがちなんだけど、僕のデスクトップ、いやいや机の上の紹介。
まずは右端にマッキントッシュの本体があり、その上にはモニタが乗っかっている。モニタの上には、タイ文字で「禁煙」と書かれた金属のプレートが。
左後方には、ブックエンドに挟まれて、種々の本やノートなどが並んでいる。無印良品の簡潔だけど実用的なアルバムが2冊、「歩き方」3冊と旅行時の日記(これらは今書いている旅行記のため)。読みかけの、あるいはこれから読もうと思っている小説が2冊。
語学の方面では、タイ語のテキストが2冊と、ラジオ講座「ビジネス英語」のテキスト、オックスフォードのADVANCED LEARNER'Sという英々辞書。この辞書は多少物足りないので、買い換えの必要があると思い始めてから久しい。
バランタインが一本、これもブックエンドとして用いているのだが、日に日に軽くなっていくために用を為さなくなりつつある。しかし、こいつが空になっても、すでに次の一本が待ち構えている。
隣には、雑貨屋で買った、ヤシのような素材(セパタクローのボールと同じ素材ではないかと思う)で編まれたちょっとした入れ物。これには、こまごまとしたものを突っ込んでいる。メモ魔なので、ボールペンとポストイットや小さなメモなどは常にここに入れて、思い付いたらすぐに書き込めるようにしている。
あるいは、新たに手に入れたけれど、その定位置をまだ定めていないものなども一時的にここに保管している。人から借りたフロッピーや広末涼子のポストカード、あるいは未整理のMDなんぞ。
マックのデスクトップにも「temporary」という名のフォルダを一つ置いているが、いずれも整理には大変役立つ。物が増えるというのはある程度仕方のないことだと諦めているのだが、いかにそれを処理するかという段で、「とにかくなんでもいいから放り込んでおく場所」というものを一つ確保しておくと、とりあえずごちゃごちゃとするのはその限られた空間だけで、被害がよそに及ばないですむ。
マウスの位置からわずかに右に手を伸ばしたところには、小さな布が一枚。山歩きを趣味とする大学の先輩の尾瀬みやげで「ごぜんたちばな」という花の絵が織り込まれている。机についているときは、大体何か飲みながら作業をしている。僕はコーヒー党なので、マグカップにたっぷりとコーヒーを注いだり、あるいは夜中だと、先のバランタインなどをなめている時もある。この布製コースターを敷いていると、中身がこぼれたり、凝結した水滴がしたたり落ちても直接机が汚れないから大いに気に入っている。
小・中学校時代は、古代遺跡のごとく厚い層をなしていたことを考えると、かなりの進化である。整然と区画整理された近代都市のような机で、熱い国に思いを馳せる。
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